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War Machine / TANK
火薬バカ一代 ★★★ (2011-03-03 22:22:23)
アルジー・ワードが脱退?しかもその後任がドゥギー・ホワイト?ないわー(笑)
・・・ってな感じで、当初は購入する気は更々なかったのですが、こちらのご意見の数々を読んで前言撤回。
で実際に聴いてみて、闘争心を煽る猛々しいGリフに、パワフル且つ豪快なリズム、そして熱き血潮の通った泣きのソロから、思わず血が滾る劇的なユニゾンまでこなす2本のGが、男泣きの哀愁背負って突き進む「男たちの挽歌」たる、TANK流メタルが揺るぎなく継承された内容にガツンと一撃された次第。
便利屋シンガー的存在感の軽さゆえ、TANK節を歌うには重量感不足なイメージがあったドゥギーも、実に堂々たる歌唱を披露。北欧メロデス(初期IN FLAMES?)風のイントロから始まる勇壮なOPナンバー①や、新生TANKのアンセムと言うべき疾走ナンバー③の名曲っぷりは、彼の雄々しくメロディアスな歌声がその劇的さを最大限に引き出しているからこそ。
前任者に比べれば線の細さは隠しようもないし、アルジーが抜けた事で、埃と汗と油に塗れた男臭さが薄れてしまった点は大きな損失だが、個人的には、失ったモノ以上に得たモノも多いように感じられる1枚。
あと「メンバーの理想通りに仕上がった5th『TANK』」的な趣きも感じられたり。

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