この曲を聴け! 

Forevermore / WHITESNAKE
H・W ★★ (2011-03-16 02:30:39)
まずは、70年代から活躍し、あの「BURN」とかを歌ったシンガーが、未だにこういうバシバシなアルバムを作ってくれることに感謝しよう、と、最近そう思う。

それはさておき、内容のほうだが、彩り豊かなホワイトスネイクの歴史の中では、どうしても埋もれがちに思えてしまう、少し平坦な印象のあるアルバムだ。
演奏は派手だし、パワーに溢れているが、曲を印象付けるフックが少し足りない。結果、「派手だが地味」という、言ってる本人もなんだかよくわからないところに落ち着いてしまうのである。

たぶんこれは、個人的に以前から「大きい当たりのファールを連発するタイプ」だと思っているダグ・アルドリッチの作曲センスによるところが大きいのではないかという気がする。
ダグのギター弾きとしての才能に疑いの余地は無い。
このアルバムでも、安定感抜群、情感に溢れるすばらしいプレイを聴かせてくれているが、作曲家としては、歴代、デヴィッドと組んできたコンポーザーたちの足元にも及ばないと、きついようだが断言する。

まあしかし、もうこういう、コテコテのHRを作る人材自体が貴重ではある。
すぐに代わりは見つからないだろうし、デヴィッドは歳も歳だし、うーむ。

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