この曲を聴け! 

Princess Ghibli / IMAGINARY FLYING MACHINES
Usher-to-the-ETHER ★★ (2011-04-13 20:20:46)
2011年発表のジブリカヴァーアルバム。

なんか、凄い事が起こってますね…
DISHARMONIA MUNDIを始め、BLOOD STAINED CHILDやDESTRAGEなど、メタルフィールド全体でも高い評価を得ているバンドのメンバーが集結し、女性ヴォーカルをフィーチャーしたジブリのテーマ曲のメロデスカヴァーを演る…これだけで私的には「事件」ってレベルなんですけど(笑)。

実際に聴いてみても、取り合えずこれだけの面子が揃っているのだから、演奏面では文句のつけようのあるはずもありません。リフもリードもテクニカルで非常にかっこいいし、爆音で疾走する音は単純に聴いていて気分がいいです。そして日本語の歌詞をグロウルやスクリームで絶叫するのがなんか新鮮(笑)。そこに清楚な感じの女性Voが乗るのも面白いですね。バックの狂いっぷりとの対比で、夢中夢を聴いているような非日常感すらあると思う。

ただ、ちょっと惜しいのが、「別にジブリじゃなくても…」と思ってしまう所があること。例えばDISSECTIONは、リフで極寒の吹雪を表現してましたが、このプロジェクトも「もののけ姫」なら自然界への畏れ、「となりのトトロ」なら未知の潜む森など、同じようにメタルサウンドから情景を感じ取れるサウンドになっていれば尚良かったのに…と思います。「ポニョ」に至っては、普通にメタルでも出来そうな歌メロに改悪されてしまってるし…。

とは言っても、高品質なメロデスとジブリの極上のメロディの夢のコラボであることは間違いありません。「メタルは激しくてテクニカルな音楽」くらいの認識で、かつこれからメタルを聴こうという人には、ジブリの親しみやすさも加わって、正統派やメロパワの大御所の名盤群よりも取っ付きやすい作品かもしれません。

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