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Collectors of the King / RAGNAROK
Usher-to-the-ETHER ★★★ (2011-05-01 20:46:47)
2010年発表の6th。
ドラマー以外が交代したということですが、何の予備知識もなく聴く分には全く分かりませんね…確かにヴォーカルは代わってるの分かりますが、ブラスト全開なのにドラマ性のある曲作りといい、メロデスの泣きではなく、ブラックの邪悪さを内包したメロウさの光るメロディといい、路線もクオリティも変わりのない素晴らしさ。
ただし、音質は前作ほどノイジーではなく、メロディと暴虐性のコントラストは、前作の方が濃かったかも。メロディアスさ自体も少し減退してますし。…と言っても、依然として極上のメロディセンスがある事に変わりありませんが。むしろブラック特有のノイジーな音が好きな人以外には、より受け入れられやすくなったと思う。
ヴォーカルはHoestのブチキレ声とは違い、ブラックらしいがなり声ですが、ライブ時の(エフェクト無しの)Mortuusを思わせる太さ、邪悪さで彼のヴォーカルもかなりかっこいい。
ファストブラックと言っても、MARDUKやDARK FUNERALなど、このサブジャンルの代表格のバンドよりも、更にドラマ性に富んだ音を出していると思う。ファスト系なのにメロブラ並みにメロディが素晴らしいですし、エクストリームメタル好きなら是非。
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