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Into the Wild / URIAH HEEP
火薬バカ一代 ★★★ (2011-05-09 20:56:56)
ライブも見れたし、次の新作まで、また10年ぐらい掛かる事になっても気長に待ちますよ・・・とか思ってたら、意外にも短いインターバルで発表されてビックリ。しかもこれが非常に素晴しい出来栄えで2度ビックリ。(いやビックリは失礼か)
確信的に70年代黄金期のサウンド再現が目論まれていた(そしてそれに成功した)前作『WAKE THE SLEEPER』に比べると、ずっと肩の力が抜け、現在のバンド内のポジティブな雰囲気をナチュラルに伝えてくれる本作は、『WAKE~』ほど強力な「掴み」こそ有してはいないものの、収録楽曲のクオリティの高さでは互角かそれ以上。
中でも、華麗なボーカル・ハーモニーを纏って、熱唱型Vo、ハードなG、攻めの姿勢が貫かれたKey、そしてドライブするリズム隊とがスリリングに火花を散らすアルバム表題曲③、それにドラマティックな曲展開がかの“7月の朝”を思い起こさせる⑥は、本作の山場を飾るに十分な貫禄を備えた名曲。
またこの他にも、躍動感溢れる⑤、力強く雄大にうねる⑦、作曲者のみならずKey奏者としてのフィル・ランゾンの実力も堪能できる⑪、ブルージー且つ濃厚な憂愁を帯びた⑫等、ボートラ含めて全12曲、本編には捨て曲皆無の逸品が立ち並び、これを聴けば結成30年以上を数えるこのベテラン・バンドの才能の泉が、まだまだ枯れることなく豊かに湧き出している事実がハッキリと確認できます。

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