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Juggernaut of Justice / ANVIL
火薬バカ一代 ★★★ (2011-07-31 22:50:46)
レコード会社からのバックアップや、売れっ子プロデューサーの起用等、かつてないレベルの潤沢なレコーディング環境(ANVILがデイヴ・グロールのスタジオでアルバム作りをする日が来ようとは・・・/笑)を手にして制作された14thアルバム。
その結果、本作は全編にリップス(Vo、G)の100万ドルの笑顔が目に浮かぶような、前向きでポジティブな雰囲気が充満。初期RIOTを彷彿とさせるハード・ドライヴィンなアルバム表題曲①を皮切りに、リップスが生み出す勇ましくすこぶるキャッチーなメロディに、ロブ・ライナー(Ds)とグレン・ファイヴ(B)の強靭なリズム・セクションがラウドに炸裂する収録楽曲は、映画の高評価を追風にメンバーがノリノリで曲作りを行った事が如実に伝わってくる充実っぷり。
OPナンバー以降も、タイトでヘヴィ・メタリックな疾走ナンバー②④⑥⑧⑩、BLACK SABBATHへ敬愛の捧げられた重厚な③⑪、キビキビと歯切れのいい⑦、タイトル通りのスウィング感が気持ちいい⑫等、ガッツとエネルギーに満ち溢れた楽曲が連続する、全盛期に肉薄せんばかりの鋼鉄スピリッツが封入された会心の1枚。(THE RODSの復活作に通じるモノも感じられたり)
これだけ確かなクオリティを備えているのだから、願わくば、本作が日本でもヒットしてANVIL人気が一過性のものではなかった事を証明して欲しいところです。

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