この曲を聴け!
VINNY BURNS
ムッチー (2011-08-08 04:38:25)
ゲイリー・ムーアやマイケル・シェンカー、ジョン・サイクスのような、
正統的で胸に迫るエモーショナルなプレイを信条とするギタリスト、ヴィニー・バーンズ。
さすがにその御三方と肩を並べるとまではいかないまでも、
それに迫るだけの評価を得てもおかしくないと思うんですけどね。
彼の弾くギターソロには、必ず起承転結がしっかりと設けられており、確かな物語性があるんですよね。
決して流すようなことはせず、展開が練り上げられており、まさに歌うギターソロの御手本だと思います。
ソロだけで独立した1つの曲のようでもありますね。
ひとつひとつのソロは長くはなくとも、印象的なメロディラインを携えてます。
逆にいうと、ハッと驚くようなインパクトのあるフレーズやテクは余り織り交ぜないので、
全体の流れを集中して聴いていないと、アッサリ通り過ぎてしまうこともありますが。
だからこそ、何回もギターソロ部分を聴き返したくなりますね。
本来は、自分は1曲として、1枚のアルバムとしての流れで聴きたいので、
そのような聴き方は好まないのですが、それだけの中身のあるソロなので、
ほんの30,40秒だけしか聴けないというのはもったいないので、味わい尽くしたくなります。
聴く度に、新たな小さな発見があって、どんどん気に入っていきますしね。
ところで、彼は今何してるんでしょうね。
2002年にTENを脱退して、ソロアルバムでも共演したサム・ブルーとBURNS BLUEを組んで、
2003年に1枚アルバムを発表して、その後、スティーヴ・オーヴァーランドらとTHE LADDERを結成して、
2004年に1枚アルバムを発表したのち脱退して以降、アルバムのリリース情報が掴めないですなぁ。
実力あるミュージシャンなので、もっと表舞台で活躍してほしいんですけどね。
できたら,もう一度,ゲイリー・ヒューズと手を組み,TENに戻ってきてもらえたら最高ですが,それはないかな…。
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