この曲を聴け!
Illud Divinum Insanus / MORBID ANGEL
k.s.m.2 (2011-11-24 12:34:14)
星献上は無しで。ちょっと無理。
私はSAMAELにしろFEAR FACTORYにしろMINISTRYにしろ,インダス
トリアル色の強いバンドが苦手なので,あくまでもともとのデスメタル
路線が好きだった視点での意見です。
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さて,これのリミックスアルバムが2枚組で出るそうな。
そりゃ昔のミニ『ライバッハ』は楽しめたけど,それはないと思う昨今。
ライヴに関してはEvil Dの復帰は喜ばしいことだったと思います。
AやCの曲目をふんだんに盛り込んだセトリが生で聞けたわけで。
ただし,なるほどGENITORTURERSに寄ってしまったこの作自体は,
正直なところ(悪い方に)ありえない舵取りだと思います。
もともとシンセっぽいインストものを入れてみたり,ふつーに曲を聴く
だけのリスナーには価格向上要因でしかない『H』2枚目を標準装備
してみたりと移り気なバンドではありましたが,ブランドの看板を塗り
変えるような新作っていうのはどうなのかと。
'70年代の音作りに変化してしまったOPETH(メロは意外と前2枚の
ままだと思う),フォークロックですかと言いたい最近のPAIN OF
SALVATIONは,まだそのバンドとしての音の主張が残っていましたが,
コイツに限れば,リフの中にたまに見えるメロが「いつものトレイ節」
なだけで,起伏がまるでなくて実に飽きる。
マシなのは「Existo Valgore」「Blades for Baal」くらいか。
音質も,何故かクリアに冷たくメタリックにしてしまったので,
あの「異様な音」を期待しても無駄に思える。
加えて,ジャケットはBEHEMOTHの二番煎じみたいだし,LIVING
CONTINUAM関連の「教条」も書いてないしで,バンド史上最高に
薄味な作でもあるような。
歌詞もあんまり邪教してないみたいだし・・・
・・・まぁ,8年も潜伏してれば,路線も変わるよね。
アメリカのバンドだし,こういう流行もきっと見てきたんだよね。
と言ってあげたい!言わないけど。
→同意