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Voice Mail / JOHN WETTON
fuwatoro ★★ (2005-03-26 10:34:00)
ジョン・ウェットンのヴォーカルの特徴。
・深みのある中低音
・ハスキーで色気のある高音
・歌い出しや歌い終わりに、ときたま聞こえる裏声
(西城秀樹ほど濃くなく、ほんの味付け程度)
・ビブラートが殆どない
あくまでも好みの問題だけど、最後の特徴は、個人的に大事。
音(声)をスーッと真っすぐのばしてくれると、最高に心地いいんだ。
時々“豊かな感情表現"とか何とか言って、
すごくビブラートのかかった歌を耳にすることがあるけど、
ピンとこないことが殆ど。むしろ気持ち悪い。
確かにあれだけ声を震わせられるのは凄いなとは思うけど、
「もうわかったから」って、おなかいっぱいになる。
声が揺れてなくても、切なさや哀しみ、いろんな気持ちは伝わってくる。
やり過ぎていない、控えめな表現が、どれほど多くのことを語るか。
ジョンのヴォーカルは、まさしく、そう。
他に、カレン・カーペンター(カーペンターズ)や、
エイミー・マン(元ティル・チューズデイ)も、共通性のあるアーティストだと思う。
このアルバムは、バックの演奏が、とても控えめ。
その上、テンポもゆったりしていて、とにかくヴォーカルが際立つ。
その分、ジョンの魅力を思う存分楽しめる。
優しい歌詞、覚えやすく、心地いいメロディ……至福の46分半。
何か、ドラマの主題歌にでもなったら、すごく売れそうな気がするんだけどなあ。
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