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A Dramatic Turn of Events / DREAM THEATER
ヤングラジオ (2012-01-17 20:43:13)
この作品、ドラムスが抑えられているから、新鮮には聞こえる。
ここ数作は確かにドラムが目立ちすぎというか、前面に出すぎという感覚はあった。
でも、それはバンド内で十分解決出来る事柄である。
大事な部分をないがしろにして、コミュニケーションを放棄してしまっていた事実が、奇しくもこの新作で浮き彫りとなった。

どれくらいの人が2ndのような作品を、今でも期待しているのだろうか?
僕は、そんなに多くないと思っている。
勘違いをしてもらいたくない。
彼らは2ndのパート2みたいな作品を目指さなかったから、偉大でありファンを惹きつけてきたのである。
有能なアーティストなら、絶対にそういう発想にならないのである。

彼らは、過去を否定していない。
マイキーがいなくなって良かったという意見を多く見かけるけど、大きな問題点があるのならいざ知らず、オリジナルメンバーが抜けて良かったという発想が、僕には到底理解できない。
音楽性が自分の理想に近づけば、それでいいのだろうか。
ファンに迎合するようなバンド、ファンにすり寄るようなバンドが、本当に魅力的だろうか。
どんなに上手かろうが、どんなに前任者に似ていようが、代わりは居ないのである。
それは、過去が証明している。

過去があっての今のハズである。
マイキーみたいな奴は、ある意味やっかいなんだけど、必要だと僕は思う。
多少の衝突があるくらいの方が、実は健全なのである。
ここで、マイキーが戻れば、バンドはもう一回り大きくなれる気がする。

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