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Unisonic / UNISONIC
帰ってきたクーカイ ★★ (2012-04-01 15:55:45)
 久しぶりにマイケル・キスクがメタル寄りのHRを歌うのを聴いた。
 私はHELLOWEENの1stと2ndがとても好きで、キスクの歌唱力も高く評価していたのだが、ソロ1作目を聴いてがっかりしてしまい、これまでの間聴くことをしなかった。
 本作でのキスクの歌は、“あの頃”と変わっておらず、表現力が増した部分があるようにも感じ、まことに感慨深い。
 本作の聴きどころは、キスクの歌だけではない。ツイン・ギターが素晴らしく良い。
 B!誌で二人のギタリストがそれぞれで語っているように、リズム・ギターも二人で刻んでおり、これは聴いていて飽きない。ギターはかなり聴き応えがある。音楽の種類は異なるが、THIN LIZZYやIRON MAIDENが有するそれと同質のものを感じた。
 楽曲は、ASIAや最近のJOURNEYが、ハードさが2割増しになったような印象を受ける。要するにキスクが居た頃のHELLOWEENっぽさを求めると、失望する可能性が少しあるのだが、カイが居るのでメタルのエッジは加わっている。
 個人的にはとても満足した。彼らの傑作アルバムは次作以降に現れるものと期待するが、本作も名盤である。
 

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