この曲を聴け! 

Blues Breakers With Eric Clapton / JOHN MAYALL
はっちゃん ★★★ (2012-06-09 16:29:59)
ここで聴けるクラプトンのトーンは絶品です。

今ではストラトキャスターを愛器とするクラプトンですが、この頃はレス・ポールとマーシャル
という王道のセット。
そうです。今や、わざわざ語られることも無いロックの基本中の基本サウンドであるこの
マッチングは、クラプトンが発見し世間に知らしめたのです。
60年代はアンプの歪みは恥とされていて、そこにきてこのサウンドですからね。
暴挙といえば暴挙ですが、若きクラプトンに心から惜しみない拍手を送りたいです。

彼が3大キングの1人であるフレディ・キングを師と仰いでいるのは有名な話ですが、
そのフレディの使用ギターがレス・ポールであった事からクラプトンもレス・ポールを入手した
ようです。その選択が偶然にもロックを形成する重要なファクターになろうとは
当の本人も考えてなかったでしょうね。

とりわけ御大フレディのカヴァー「HIDEAWAY」がクラクラするほどイカシてます。
そしてゲイリー・ムーアもカヴァーしたオーティス・ラッシュの「ALL YOUR LOVE」。
本作のハイライトはこの曲です。
しかしなんという挑発的なトーン!コレ、ノン・エフェクトのアンプ直結ですよ!!
多くのギタリストが歪みの理想系だと語るこの音、ジャキッとエッジが立っていながらも
ふくよかで粘りもキレもある。俺もレス・ポールとマーシャル使ってるけどこんな音出せねーよ!

ギタリストなら必ず聴かなければならないアルバムだと本気で思います。
ブルースに興味がなくてもサウンドを聴くだけで衝撃を受けること間違いなし。

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