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Live in L.A. (Death & Raw) / DEATH
ムッチー ★★★ (2012-06-21 00:37:53)
DEATHの7th『THE SOUND OF PERSEVERANCE』発表後のツアーを収録したライヴDVD。CDもあり。
バンドラインナップもアルバムと同様のメンバーで、全13曲を収録しています。
後期DEATHなので、テクニカルな曲が多いですが、各メンバーのプレイは流石に凄いです。
リチャード・クリスティの手数の多いハードなドラミングはとっても素晴らしいし、
スコット・クレンデニンの安定感のあるベースラインもいい。
ただ、シャノン・ハムのギタープレイにはちょっと不満ですね~。
スタジオ版で本人のプレイしたソロはいいけど,アンディやボビーの珠玉のソロのラインを変な風に崩してるし,
リードプレイ自体もなんだか危なっかしく感じられてしまうんですよね。
でも、なんといっても、バンドの核、チャックです!やっぱ、チャックはカッコいい!
アグレッシヴな叫び,独特のトーンでエモーショナルにかつ余裕で弾きこなすギタープレイ,それにその佇まい!
う~ん、なんてカリスマ性がある人なんでしょう。

セットリストは,1st,2ndから1曲ずつ,4th,5thから2曲ずつ,6thから4曲,7thから3曲と,後期のナンバーが中心。
もう少し、初期から中期の、勢いのある楽曲をプレイしてほしかった気もしますが、
複雑でノリに欠けるような曲でも、ライヴらしい荒々しさが加えられていて魅力的ですね。

画質自体はあまり良くはないですし、かなり狭いハコで照明も薄暗く、カメラワークもイマイチ。
元々、病に倒れてしまったチャックをサポートするためにリリースされた作品で、
正規発売を予定していたわけではなかったためという事情もあるようですが、
むしろ、この雰囲気が良い味を出していると思いますよ。なんだかアングラで危険な香りがあります。

とまぁ、つまり、ぜひとも買って見てみるべき作品だと思います!

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