この曲を聴け!
Crest of a Knave / JETHRO TULL
けーじ ★★★ (2012-07-01 22:37:09)
グラミー賞受賞に関しては誰もが突っ込んでいる事と思うので、詳しく書く必要はないでしょう。
といっても、HMとは縁が遠くとも、HRに結構接近しているのも事実。
当然70年代のアルバムは聴くべきだけど、HR/HMファンならこの作品から聴くのはありかも。
⑨Raisng Steamなんて完全にHRですしね。
特にお勧めは⑥Budapest。
HR/HMとは縁もゆかりもない曲なんですが、まさにこの一曲にTullらしさが集約されているといっても過言ではないかと。
現在でもライブの定番となっています。(だよね?)
個人的にはこの曲を聴いてTullが合うかどうか判断するのもアリだと思います。
Under Wrapsに引き続き数曲でドラムの打ち込みが使われていますが、前作に比べると違和感はないです。
Ian翁も使うべき所をしっかり考えたんでしょう。
それより問題は、専任キーボーディストの不在でしょうか。
別に十分聴ける出来なんだけど、やはりTullらしさを考えると物足りない部分があるのも事実。
この時のツアーにはDon Aireyが参加していたようで、それならアルバムでも弾いてほしかった。
そもそも、なんでPeter John Vettese が脱退してんだ、って話ですが。
まあ、ちょっと不満点も書きましたけど、それでもすばらしい作品であるのは確か。
80年代Tullを代表する名盤であると思います。
→同意