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Telephone / BOW WOW
失恋船長(2012-07-13 14:38:48)
プロデューサーにアリスの矢沢透を迎えて製作された1980年リリースのアルバム、歌謡ナンバーは斉藤光浩が担当すると思いきや、ここでは山本恭司がリードをほとんどとっています、このあたりに次作以降のハード路線回帰への足がかりを感じますね。昔からこの手のポップ路線転向は上手くいかないような気がします、レイジーみたいに最初からアイドルなら逆にヘヴィメタル宣言に度肝を抜かれるでしょうがBOWWOWは逆だからね、曲調は違いますが③⑧のバラードは悪くないしハードなドラムで幕が開ける④に一瞬期待をさせられますがメタルファンの溜飲を下げるには至らない様に思います、迷走の時代、本人達の意図しない事務所主導における音楽性にさぞやストレスもたまったでしょうが歌謡ロックで斉藤光浩が唄う②を聴くとやらされている感と方向性の可能性を感じますね、そういう目で見ると軽やかな①や⑦のツインギターで始まるポップな曲も飲み込めるのだから不思議ですね。歌謡路線のラスト作だし歌詞は赤面ものですがタイトルが英語に戻っただけでも良い方向に向かったと思います。

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