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Universe / UNIVERSE
失恋船長 ★★★ (2012-07-27 23:56:06)
1985年にアルバム一枚を残し消えた幻の北欧メタルバンド、北欧産ならではの美旋律の攻撃的なサウンドの数々に胸が躍ります、なぜ一枚で消えたのかと思わせるポテンシャルの高い楽曲群の高さに泣かされますね、音質の酷さなど微塵も感じさせない熱演に熱いものがこみ上げてきます、①②③と前半に異なるタイプの疾走ナンバーを散りばめハートを鷲づかみにされました、憂いを帯びたメロディラインを力強く歌い上げるシンガーもまずまずの説得力、歌いこむにつれ確実にレベルアップしてくれたでしょう、しつこいようですが今作一枚で消えたのが惜しいバンドでした、構築美溢れるギターはどの楽曲でも見せ場を設け聞き手を楽しませてくれます、キラキラとしたキーボードではなく、幅を広げるに留める使い方も北欧産特有の甘さを最小限に抑えているのが硬派な印象を持たせてくれます。④で聴ける泣きのバラードも素晴らしい出来栄え、欧州産ならではの哀愁と泣きを発散する名曲です、無駄に重過ぎないアレンジも素晴らしく、いい感じで泣かせてくれます。メタルバンドらしい攻撃性とメロディを損なわないアレンジ、甘すぎず軽すぎない憂いを帯びた正統派の一枚です。お暑い夜に北欧メタルで涼みます
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