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Cruelty and the Beast / CRADLE OF FILTH
N男 ★★★ (2010-04-29 22:20:00)
前作よりも全体的に音質が向上し、メロディアスなフレーズも大幅に増えて聴きやすくなった。
と思いきや、ドラムのサウンドプロダクションは残念を通り越している。
これは酷い、アルバム自体は最高傑作といって申し分ない出来なのに。ニコラスの転職後の音源(Dimmu Borgir)を先に聴いたのだが、あのプロダクションだったら逃げなかったかもしれない。
題材もホラー好きならその名を知らぬ人はいないであろうバーソリー夫人。
彼らがバーソリーネタ(しかもアルバム丸ごと)をやるからには妥協できないという意気込みがとても感じられた、これ以上彼らにあったネタはそうそうないからね。
ダニのヴォーカルもますます表現力が増し、絶叫に関してはこの頃がピークだったと思う。
長尺な曲が並ぶが、COFらしいドラマチックな手の込んだ展開をしており、特にシンセもこれまでより格段に派手なアレンジが施されている。
ブルータルながら、メロディアスでキャッチーなギターリフが随所で光ってて、良いアクセントになってる。
ここでStuart Anstisが抜けたのは痛かったな、誰の脱退よりも痛かった・・・彼が居た時のリフや展開はメイデン命!な熱いのが多くて楽しかった。
[★★★★☆]

→同意