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May Blitz / MAY BLITZ
はっちゃん ★★★ (2012-08-13 22:48:57)
ゴリラ女のジャケで有名。

不気味で摩訶不思議、しかもヘヴィ。70年という時代がこのサウンドをもたらしたのでしょう。
HRはHRですが、何者にも似ていないという驚異のオリジナリティです。ホント例えようが無い。
なんだか真綿でじわじわ締めつけられるような、呼吸しづらいような、そんなイメージといえば
伝わるでしょうか。

ジャズをバックボーンにしたトニー・ニューマンのプレイは超絶テクニカルです。多分この人
ジャズ・ドラムの巨人、バディ・リッチに影響されてるんじゃないかなぁ。
尋常じゃない手ワザはJBG在籍時には披露できなかったんでしょうね。

これは僕の見解なんですが、ギターの歪みに関しては歪まないアンプを使用していた可能性が
高いような気がします。当時すでにマーシャルの1959という100Wのスタック・アンプが存在して
いましたが、これはヴォリュームが6~7でようやく歪み出します。しかし当時の現行品では
個体差が激しく上記の限りではありません。
思うに、ここのギタリストはハイワット社のアンプを使っているのではないでしょうか。
ハイワットは100Wでもヴォリューム10にしてようやくクランチ程度。憶測でしかありませんが
このアルバムでのギターサウンドは機材によるもののような気がします。
それを無加工で録音してしまう乱暴さも本作の魅力なんでしょうね。

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