この曲を聴け! 

TEN
ムッチー (2012-09-26 03:09:11)
さて、TENの新譜が本日発売ということで、当然、まだ手に入れてはいないんですけれども、
これまでのTENについて、自分なりに語って整理をしてみたいかなぁと思いまして。

自分にとって、TENは、ここ3年くらいに限れば、
BLACK SABBATHやVADERと並んで、最も聴いている時間が長いバンドだと思います。
1stを初めて聞いた時にはそんなに好みでもないかなとも感じていたんですが、
時間が経つにつれ、繰り返し聴く度に、どの作品もどんどんと好きになっていって、
いつも今が一番好きなんじゃないかと思うほどです。それはどのアルバムにおいてもそうです。
だから、昔書いた感想はあまり現在のとは一致しない面もあったりもするんですが。

で、それは楽曲面に限らず、個々のパフォーマンス、もっとはっきり言ってしまえば、
ゲイリーのヴォーカルとヴィニーのギターも、聴く度に大好きになっていきました。
ゲイリーに関してはソロの項目で触れるとして、今になって思うのは、
ヴィニーの存在って想像以上に大きかったんだなってことです。
それは、まず、ギターソロ。ヴィニーの弾くソロは、いつでもとてもエモーショナルで、
ハードな曲では熱く弾きまくり、ソフトな曲では伸びやかに聴かせる。
特に、絶妙のタイミングで繰り出される強烈なハーモニクスには、涙腺を刺激させられます。
その完成されたギターソロには本当にハズレがなく、どれも楽しみに待っていられます。
"Till The End Of Time"・"Strange Land"・"High Tide"などは、まさに絶品!

そして、それと同じ位に重要な要素だったのが、リズムパートにおける彼のプレイだったのではないかと。
TEN以外の、例えばヴィニーのソロアルバムやBURNS BLUE、BOB CATLEYも聴けば分かるのですが、
その力強いサウンド、小気味好いリフワークは一聴して分かるほど独特で、楽曲の核となっています。
"Bright On The Blade"・"The Stranger"などに特に顕著ですね~。

それに関連し、ヴィニーが脱退した7th以降、HRらしいHR曲がアルバムから殆ど姿を消しました。
それまでは、1stを除けば、アルバムに3曲はあった、エッジの立っているHRチューンが。
もちろん、サウンド的にはヘヴィな曲もあるのですが、HRらしいフレーズは減り、まろやかな印象です。
5thくらいからキーボードの比重がどんどん増してきたせいもあるのでしょう。
TENのハードさは、1stは少なかったものの、2nd、3rd、4thと段々と強くなっていき、
特に3rdと4thはメタリックな面もカッコいいですね。けどTENの本質はそこではないですからね。(↓続く(笑))

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