この曲を聴け!
Fair Warning / VAN HALEN
帰ってきたクーカイ ★★★ (2012-10-29 18:55:08)
このバンドの諸作品の中で、最後に(つい先日)購入したのが本作。
理由はアートワークが薄気味悪かったためなのだが、聴いてみたらこれがまぁなんと。とても素晴らしい。
エディのギターがとんでもないことになっているのも良いのだが、曲としてもコーラスがとてもキャッチ―だったりして、正直、①~⑤を聴いて完全にノックアウトされた。超名盤である。
私はこのバンドの作品(曲)で同時代的に聴いていたのが『1984』以降で、その中でもヴォーカルがサミー・ヘイガーに交代した『5150』が最も好きだ。1stから5thは完全に後追いなのだが、この4thがこんなに良かったとは!!デイヴ時代の作品の中では、一番好きである。
蛇足だが、アートワークがやはり気になったのでちょっと調べてみたら、なんのことはない、結構有名な画家の作品(「The Maze」という、暴力的な情景がセルで区分けされ、全体で人間の形となっている作品)の一部をいくつか選び、再構成して作ったものだった。元の作品は、全体を見ると気持ち悪いものではなく、作者の暴力的な妄想もしくは、世界で絶えない暴力的な事象を悲しむかのような作品だった。
作者について「精神病院の患者」と言うのは、決して間違いではないが、「精神病(統合失調症や鬱病といわれている)を患って病院に入院した画家」と言った方が適切かも。インターネットでちょろっと見ただけなので、誤りもあるかもしれないが。「The Maze」はネットで検索すると簡単に見れますので、興味のある人はどうぞ。作者名はKurelek。本作の印象が少し変わるかもよ。
→同意