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Live and Dangerous / THIN LIZZY
酒とバラの日々 ★★ (2005-03-19 17:34:00)
ジョン・サイクスのギターが好きだった自分にとって「THUNDER AND LIGHTNING」はすぐに気に入ったのですが、
ゴーハム/ロバートソンがツインリードをとっていた70年代全盛期の彼らは逆にずっとピンと来ない存在でした。
ロックバンドっぽいグルーヴで聴かせるわけではないし、ギターヒーローがいるわけでもない、メロディもそれほど扇情的でもないし派手じゃない…
…と、当時の自分にとっては彼らの聴き所が分からなかった…でも最近特に「あー、いいバンドだなー」と思うようになってきました…
ストレートでパワフルなリフ、聴かせるツインリードソロ、そしてソフトでエモーショナルでソウルフル(!)なフィルのボーカル。
すごくいいです…身体にズシリと響きます。特にフィルのボーカル。黒人の血を引いてるからか、とても「ソウルフル」なんですよね。
白人のロックシンガーたちとはやっぱり違う。やってる音楽も肌の色も全然違いますが、同郷のヴァン・モリソンがなぜか頭に浮かびました。
かつて取っ付きにくかったのは、若造の憶測なんですが、英国的でもない、ましてやアメリカ的でもない、
アイリッシュとしての彼らの味なのかなぁ…と。でもすごく独特の存在ですよね??シン・リジィって。名ライヴ盤です。名曲名演。

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