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Pink Noise / STEFFANIE
火薬バカ一代 ★★ (2012-11-11 22:15:02)
タイトルはアレですが、ワイルドでセクシーなビジュアルは結構良い感じの'87年発表の2ndアルバム。
大映ドラマの主題歌として麻倉未稀あたりが歌いそうな(?)ハード&キャッチーな名曲①(実際、ドラマとのタイアップ・ソングだったそうな)で幕が上がる本編は、ステファニー嬢のパンチの効いた歌声と、バックの達者な演奏を活かしたハードロックという前作のノリを継承する一方、表現力を増した彼女の歌声をこれまで以上に前面に押し出し、またALICE COOPERの代表曲“SCHOOL'S OUT”のカヴァーを収録する等、サウンドのバリエーションが一層の広がりを見せているのもその特徴と言えるかも。
前作に比べると収録楽曲のクオリティにバラつきが感じられなくもないのですが、元FASTWAYのリー・ハートが提供した②④は哀愁味とキャッチネス、適度なハードさが調和を見た名曲ですし(リー自身も気に入っていたのか後に別プロジェクトでセルフ・カヴァーしてる)、何より前述のOPナンバー①は女性シンガーをフィーチュアした歌モノHRの理想型が垣間見える名曲ゆえ、これらの楽曲目当てでも買う価値は十二分にある1枚かと。
尚、本作リリース後にソロ路線に区切りを付けたステファニー嬢は、脱退した寺田恵子の後任としてSHOW-YAに加入、'95年にはアルバム『TOUCH THE SUN』も発表しています。

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