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On Through the Night / DEF LEPPARD
殺戮の聖典 ★★ (2007-04-16 01:05:00)
IRON MAIDEN等と共にNWOBHMブームを牽引し、ロック界を代表するまで成長した英国はシェフィールド出身のバンドによる'80年発表のデビュー・アルバム。
当時のメンバーはジョー・エリオット(Vo)、スティーヴ・クラーク(G)、ピート・ウイリス(G)、リック“サブ"サヴェージ(B)、リック・アレン(Dr)の5人で、リック・アレンに至っては若干16歳という若さだった。
プロデューサーはJUDAS PRIEST等を手がけたトム・アロム。
ジョーの歌声を始め、若年者ゆえの青臭さがそこかしこに見えるものの、エッジの利いたギター・リフがかっこいい「ROCK BRIGADE」、派手なコーラス・ワークを聴かせる「HELLO AMERICA」、静と動とのコンストラストが美しい「SORROW IS A WOMAN」、流麗なギター・メロディを伴う疾走曲「IT COULD BE YOU」、ジョーの「UH~!YEAH~!」のコーラスが耳に残る「SATELLITE」、英国バンドらしい愁いに満ちた「WHEN THE WALLS CAME TUMBLING DOWN」、正統派ヘヴィ・メタルの名曲「WASTED」、臨場感伴うアレンジが施された「ROCKS OFF」、フックのあるギター・リフが魅力の「IT DON'T MATTER」、派手なギター・ソロを聴かせる「ANSWER TO THE MASTER」、アルバムを締めくくるエピック的な大作「OVERTURE」と、グラム・ロック直伝のギラギラしたエレキ・ギターの音色がいかした、現在の彼らからは想像もつかないような正統的なヘヴィ・メタルが聴ける。

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