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Jugulator / JUDAS PRIEST
神鳥 ★★★ (2013-03-06 21:50:09)
バンド史上最もドラスティックな作品。ボーカルがロブ・ハルフォードからティム"リッパー"オーウェンズへ。
ジャケットの画が実に昔のゲーム臭がする。
肝心のサウンドは...うん。悪くないねぇ。冷徹にギターリフが地面を押し付けているかのようだ。
ネット上に散見されるネガティブなコメントを見る限り、「この作品はイカンのかな...」と思っていたが、
予想をいい意味で裏切られた。
恐らく当時のファンからしてみれば、相当な戸惑いがあっただろう。
あれだけ長い年月をかけてロブの後任のオーディションが行われたのだ。
どれだけティムが仕事をしてくれるのか、Judas Priestという看板を背負うのにふさわしいのか、ロブ・ハルフォードと比肩する、あるいはそれを凌駕するボーカリストなのか...。
その期待値の高さは、僕の想像をはるかに超えたレベルにあると思う。
サウンド自体も、ロブの幻想を取り払うかのようなものだ。
しかし、チマタのレビューのサイトを見る限り、ポジティブなコメントは多くはない。
先入観という壁に立ちふさがれた時ほどむなしいものはない。
今だからこそ、その壁を蹴破ってみるのはどうだろうか。
ロブの復帰によってJudas Priestの歴史上「なかったこと」にされるにはもったいない作品だ。
→同意