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Ⅱ / LIONVILLE
火薬バカ一代 ★★★ (2013-03-11 23:05:29)
イタリアン・メロディアスHRバンドの有望株、ステファノ・リオネッティ率いるLIONVILLEが'13年に発表した2ndアルバム。
1stとの連続性を感じさせるアルバム・タイトルやジャケット・アートワーク、そしてWORK OF ARTのラーズ・サフスンド(Vo)、EDEN'S CURSEのアレッサンドロ・デル・ベッキオ(Key奏者兼プロデューサー)ら、お馴染みの参加メンバーetc・・・といった要素が堂々宣言している通り、前作同様、心洗われるような瑞々しく清涼なメロディ満載のメロハー・サウンドを、今回も寸分の迷いもなく実行しています。
取り分け、かのビル・チャップリン(と奥方のタマラ・チャップリン)がゲストVoとして参加する爽やかなハードポップ・ナンバー④は、LIONVILLの魅力の何たるかを如実に表した名曲。また、サックスを導入した都会派の⑧、小粋なKeyの活躍がアクセントになっている⑪なんかも、個人的には外せない楽曲です。
大陸的な洗練の施された作風はイタリアっぽさを殆ど感じさせない一方、このメロディの質の高さは流石イタリア人!とも感じられる「イタリアっぽくないのにイタリアらしい」という、まぁ要するにメロディ愛好家の方なら安心してお求めになれる1枚。

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