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Children of the Dark Waters / ETERNAL TEARS OF SORROW
ハルディン ★★★ (2013-05-19 15:44:50)
フィンランド産抒情メロディック・デスメタラーの6th。復活作となった前作からやや長めのインターバルをおいて制作された本作は以前の作品と比べメロデス的な明快さが後退してヘヴィネスとKeyの装飾の厚みが増し、トラヴィス・スミスによる幻想的な退廃ジャケのイメージとリンクするかの如きダークな深遠を湛えた重厚なシンフォニック成分濃い目のゴシック・デス作風への歩みがさらに濃厚化。前作のラストを飾ったAngelheart~の続編曲となる1曲目からETOSならではのメランコリックな世界観に早くも引きこまれ、その後もメロデスとしてのアグレッションこそは控えめだが聴いているだけで体温が急激に冷え込むような寒気に支配されたムード作りが光る楽曲が勢ぞろい。アルッティの軽くひしゃげたグロウルは相変わらずちょい微妙だが、分厚くヘヴィな音に溶け込んでいる分以前よりはマシw。また所々にフィーチャーされたクリーンボイスによる歌唱や女声コーラスワークが儚げな雰囲気を醸していて効果的だ。

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