この曲を聴け! 

尾崎 豊
ムッチー (2013-05-26 03:04:45)
正直言って、そのような批判に一々反論するのは、自分はもううんざりなのですが…。
1年前のRIOT1970さんの発言を拝読した時、書き溜めながらも結局考え直してレスはしませんでした。
いくら冷静に書いたとはいえ、長々と反論を書き連ねたら、読む人は不快になるかもしれないし、
そもそも、何を言っても、ますます悪意の塊が書き込まれるだけだろうから、と。ここを汚したくないし。
でも流石に黙ってるのもあれなんで、あくまでも簡潔に、自分の意見を述べます。自分の意見です。

まず、大前提として、言ってしまえば、自分は歌詞なんて別にどうでもいいと思っています。
歌詞は歌詞でありファンタジー。だから、歌詞で「殺せ」だの「盗め」だの「壊せ」だの、
「ドラッグをきめようぜ」だの「スピードを気にせず車をぶっ飛ばせ」だの言おうがいいと思うし。
歌詞にそんな大層な意味なんて求めやしないし、感じもしません。
それでも、時には、犯罪の助長になってしまうケースもあるのかもしれません。
実際に彼に影響されて窓ガラスを割ったというファンの行動を知って、
自分の真意が違う形で理解され、悲しがっていました。
でも、音楽にしても映画にしても、芸術というものは、多かれ少なかれ、
そういう面も孕んでいるものだと思うし、それを完全に排除はすべきではないし、受け取る側次第だと思う。

といいますか、そういう行動に走った人は、歌詞の趣旨を間違って受け取っていると思います。
決して、バイクを盗んだことや、窓ガラスを割ったこと、
それが誇りなんだと、それをするべきなんだと主張しているわけじゃない。
そういう、どこにも気持の向けどころの無い、やりばのない気持ちの表現として書いているだけで、
しかし、それで「自由になれた気がした」だけで、本当はどうにもなっちゃいなかった。
そういうことでしょう?それに共感するかしないかは人次第ですけど。
正直言って,自分もその2曲の歌詞に共感してる訳じゃないし,窃盗や器物損害は最低の行為だと思います。
でも、それはそれであり、この楽曲はこの楽曲です。行為自体がテーマなのではない。
そもそも、歌詞に書いたからといって、本人がそういうことをしたと決めつけるのは早計ですし。
昔に散々しらべたのですが、実際にしたのかどうかははっきりとはわかりませんでした。
別に自分は切に真否をしりたいわけではないのですが、ロクに調べもせずにされた
安直な批判を目にすることがあまりに多いので、気になったりしたもので。

でも、ここまで嫌うということは、ひょっとしてと思ったのですが、
やはり、RIOT1970さんはバイクを盗まれた経験がおありなのでしたか。
そういう方は、彼のことを嫌悪することが多いようですね。
上にも書いたように、確かに窃盗行為は最低だと思いますが、
彼がしたのかどうかはわからないし、決してそれを奨励してはいないでしょう。
嫌われる原因が彼にあるのは事実だし仕方がないけど、そこまでムキになって、
彼自身の考え方をこれだと決めつけて否定する理由がわかりません。
ちなみに、恐らくこの一節は、彼の敬愛するBRUCE SPRINGSTEENの"Stolen Car"からきたものでしょう。
同じく好んで聴いていたJACKSON BROWNEの"The Road And The Sky"の一節にある、
「stolen chevrolet」もあるかも。この二人の影響は彼の曲のそこかしこに見受けられますからね。

しかし、ファンからすれば、この2曲はいろんな意味で罪作りな2曲だな~と思います。
彼の残した71曲の中で、大人に対する反抗を歌った曲なんて、ほんの数曲しかないというのに。
反体制の象徴的人物などと決めつけて批判の的にする人を作ってしまっているな~って。
でも本気で彼を若者の代弁者などと捉えて付いて行った人ってどれだけいるんでしょう、
そういう考えには自分は全く持って共感しないし、ヒク人がいて当たり前だろうなと思います。
でもだからといって、彼自身を言葉汚く悪意たっぷりに批判するのは違うと思います。
嫌いな人は嫌いなままでいいけど、わざわざ嫌いなものに嫌みな発言をして、
好きな人を不快にさせるよりも、自分の好きなものを語ったほうがよほど気持ちいいと思います。

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