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220 Volt / 220VOLT
火薬バカ一代 ★★★ (2013-05-28 22:08:41)
'83年発表の1st。かつて本作を購入しに店へ足を運んだ際、何をトチ狂ったのか「220ワットのアルバムありませんか」と電球感覚で店員に尋ねてしまい、いらん恥をかいたことでも思い出深い1枚であります。
前面に押し立てられたツインGが奏でる、陰りを湛えた美旋律/叙情メロディとがてんこ盛りに盛られたサウンドは、「ザ・北欧メタル」な魅力を判り易く体現する一方で、安普請な四畳半プロダクションと、肺に穴が開いててそこから空気が漏れてんじゃねえの?と思ってしまうぐらいパワー不足なVoの存在がネックとなり、どうにも垢抜けない雰囲気によって作品全体が覆われています。
尤も、こうした頼りなさが、良くも悪くも本作の「北欧メタルっぽさ」を底上げしている感もあるので、個人的には大してマイナス・ポイントとは思っていないのですが・・・。
特に、全編に亘って胸に沁みる泣きメロと叙情フレーズをぶっ込んで来るツインGは、そうした部分を十全にカバーする素晴しさを発揮。女性Voとデュエットを聴かせる陰気な泣きのバラード④や、RIOTの“WARRIOR”ばりに疾走する⑨は、アルバムのハイライトにして初期220VOLTの魅力が凝縮された名曲。
飽くまでジャンル・ファン向けの内容ですが、だからこそ、ジャンル・ファンなら必聴の1枚ではないかと思うわけです。

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