この曲を聴け! 

Super Collider / MEGADETH
めがです ★★★ (2013-06-15 05:24:38)
期待していませんでした。

他の方の言うような作品連発も、かつてアーティスト酷使の悪名高かったロードランナー所属のため
しょうがないと思っていたし、契約をとっとと消化して早く移籍して意欲作を出してほしいというのが
ここ数年の思いでした。

ただ、ジュニアの復帰後、ライブも作品も演奏が見違えるくらいタイトになったので
そこが唯一の期待でした。
で、移籍一発目の今作・・・先立って発表されたSuper Colliderを聴いて、終わったなと。

惰性で買ったのでもう今後は買うことはないなと思いいつもの習慣で車のHDDレコーダーにかけ・・・
1曲目の頭でギョッとしてしまった。かけたCDがメガデスだったのを思い出すのに数秒、脳内がフリーズしちゃったくらい。
頭のベースのリフからもうヘビーで、イントロのアグレッシブさやその後のテンポなどは
狂ってたあの頃を彷彿とさせてくれた。
んでもまあ、緊張感は続かず、後半はやっぱこんなもんかと。
続く2曲目はあのSuper Colliderだし。

なもので、また流し聴きで、ボーっと4曲目。
確実にモダンヘビネスとパンクの融合を感じさせる、重い音の壁。
「ま、まあ、良いじゃん。」

斜に構えながら6曲目で「ギャフンッ」
大好きだったあの退廃的なムードと音の壁。
この二つを同時に表現できるのはそうたやすい事ではないのに、やってくれた。
一つだけ希望を言うとすれば、マーティのフレーズは今作にすごくマッチすると思う。

今のところまだ3週くらいしか聴き込んでないので、素晴らしい出来という認識です。
というのはすぐ飽きることも有り得るので。
解散前のMegadethの作品は、一曲はキラーチューンを織り込んでいてそれを何百回と聴くためだけでも
価値がある作品でした。

初期作品もカウントダウンも、RISKも素晴らしいと未だに聴いてるくらいなんで
他の人とはちょっと違う感性かもです。
それを加味してください。

1の方が言ってるように音空間の作り方というのは素晴らしい表現だと思います。
そしてそれが今作でもよく作られているという印象。
→同意