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Release From Agony / DESTRUCTION
ムッチー ★★★ (2013-07-06 01:43:44)
ハリー(Gt.)とオリー(Dr.)を迎えてから初のフルアルバムとなる、87年の3rdです。
リフ構成、展開が良く作り込んであって、インテレクチュアルな印象が強いですね。
それでもスピードは忘れずに、しっかりとスラッシュしていますからね、これは最高ですよ。
デビューミニアルバムの頃のような荒々しさとはだいぶ異なり、成熟したなぁと感じますね。

個人的には、このアルバムにおけるハリーの貢献度はとても高いと思います。
彼の奏でる、流麗でかつ妖しい個性的なメロディラインは、全編でフィーチュアされていて、
ソロはもちろん、随所で飛び出す必殺のツインリードハーモニーはアルバムに確かな彩りを添えています。
次のライヴ盤を聴いても思うけど、やはりDESTRUCTIONはツインギターの方が映えると思うけどなぁ。

ショッキングなジャケもまたインパクトがあって、アルバムの格を高めていると思います。
前述の89年発表のライヴアルバム『LIVE WITHOUT SENSE』にも収録された、
②"Release From Agony"・③"Dissatisfied Existence"・⑤"Unconscious Ruins"は特に素晴らしく、
それに比べると後半が少々弱いので、尻つぼみ感もあるかもしれませんが、大好きなアルバムです。

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