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Scenes of Infinity / LIGHT BRINGER
オリンピア ★★★ (2013-07-08 00:38:19)
正直、
ドラマーとギタリストが脱退した時は
もうダメかなぁと感じたが。

新体制を整えこうしてカムバックした事実は
称賛に値することだなと思う。

外野から分からない苦労もあっただろうし
メンバーは良くぞ乗り越えてくれた。


そしてその作品の出来栄えですが。

手放しで絶賛するのは難しいが
素晴らしい感触。


まず難点として
プログレ/フュージョン度の上昇に伴い
メロディ(特にサビ)が一度聴いて残る曲が少ない。
どこか、Fukiの歌唱力で持ってってる部分も。

ただ
そのプログレ風味は元からあるものが
以前より表出しただけで
マイナス要素にはなっていない。


そして良い部分。
新機軸と言えそうな曲が
アクセントとして魅力的に機能していること。

「孔雀とカナリア」の異国情緒、
「Hydrangea」の昭和歌謡テイスト、
「Venus」のカーテンコールとしてのパーティー感。

前半にややクドい曲があるので
上記の曲が後味の良さにかなり貢献している。

それから、
新ドラマーのおかげか
腰の据わったサウンドが非常に頼もしく
今後への期待が高まる。


何より一番の収穫は
「Tales of Promise~天国に寄せるポエトリー~」の
王道にして爽快な名曲具合。
多少の不満があったとしても、これで帳消しだろう。


まだ未知数なとこもあるが
日本のメタル/ハードロック界を担うには
充分な実力とポテンシャルがあるので
ガンバって欲しいですね~。

→同意