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RIITIIR / ENSLAVED
ハルディン ★★★ (2013-10-24 19:18:13)
ノルウェジアン・ブラックのヴェテランによる12th。所々ペイガン・ブラック的な土着性を帯びたアグレッションでトレモロリフやブラストなどが挿入されるものの楽曲そのものの核となるのはKING CRIMSON~PINK FLOYD直系の暗黒混沌プログレのエッセンスで、感覚をヒネるようなGリフや変幻自在に繰り出す静・動の対比、幻惑的なクリーンVoなどが複雑に入り組んだ巨大迷宮の如き空間へと引き込んでいく様子はもはやブラックの枠を超越した規格外のスケール。ここまで来るとむしろOPETHに近い音楽性なのだが、70年代プログレが根っこにある点は共通していてもこちらはより現代的(雰囲気がオルタナっぽいし時にはポスト・メタルなところもあったり・・・)。
随所で聴かれるKey奏者のエルブラン・ラーセンによるクリーンVoも特徴的で、OPETHのミカエルのそれに似た感じの気だるく甘い美声で歌われるVoラインに惹きつけられる。全編が大作ナンバー満載でかなり濃密だが、どれもが聴けば聴くほど深みへと誘うような力がある。超オススメ!
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