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Slave to the Grind / SKID ROW
ヤングラジオ (2013-11-27 06:53:26)
個人的には、バズが居た3rdまでしか好きではない。
しかも楽曲的に見れば、1stの方が圧倒的に好きではある。

00年代以降、80年代型のキャッチーなHRをオマージュしたようなバンドが出てきてはいるけれども、このスキッド・ロウに近いバンドは出現していない。
特別に変わった事をしている訳ではないけれど、再現しにくい要素を多分に含むバンドである。
この作品が発売された91年......実は、微妙な年である。
アメリカの音楽シーンが、変わり始めてはいるものの、まだ大物バンドによって支えられていた感はあった。
後に大物バンドまでその波にさらわれていく事になるけれど、当時は今後が楽しみなバンドの代表格であった。

実は1st~3rdまで、作風は全く異なる。
でもらしさは健在であるし、楽曲の出来もいい。
最近のバンドは、変化を嫌う傾向が強すぎるし、冒険心が無さすぎる。
時流に流されるのではなく、流行りの要素を逆に利用するという様な、したたかさがあってもいいのではないか。
ステップアップしたいという欲求が、あまり感じられないバンドばかりである。

細分化されすぎているシーンにも問題があるけれども、その壁を乗り越えてくるようなバンドじゃないと魅力が無い。
楽曲の出来はなかなかでも、特徴がないバンドにはもううんざりである。

→同意