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Hope in Hell / ANVIL
火薬バカ一代 ★★ (2014-02-10 22:57:18)
輸入盤が出回り始めてから随分と経つのに、いつまでも国内盤が発売されず「まさか今回は出さないつもりでは・・・」とヤキモキしていたところで、漸く昨年末に国内盤のリリースが実現したANVILの15thアルバム。ちなみにHELLHOUNDのCROSSFIRE氏が思い入れたっぷりの解説文を寄稿していて、これはナイス人選。
映画にも出演していたグレン・ファイヴ(B)が脱退してしまいましたが、最早リップスの熱血VoとGプレイ、ロブ・ライナーの暴れ太鼓さえあればANVILサウンドが成立することは衆目の一致するところであり、今作も「らしさ」は微動だにせず。あと後任ベーシストが元CITIESってのもピッタリな人事過ぎてちょっと笑っちゃいましたよ。
重厚な仕上がりだった前作『JUGGERNAUT OF JUSTICE』の反動か、今回は全体的にシンプルなロックンロール・ナンバー中心の構成が取られていて、1曲ずつピックアップすればこれはこれで悪くないのですが、通して聴くとやや覇気とダイナミズムに乏しい印象かな?と。ヘヴィネス渦巻く①や、ANVIL版“SMOKE ON THE WATER”といった趣きの③のようなヘヴィ・メタリックな楽曲も収録されはいるんですけどね・・・。
ファンなら勿論「買い」ですが、入門盤にはちと不向きな1枚か。
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