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Angelfire / MILLENIUM
たまねぎ ★★ (2008-06-10 00:40:00)
ふと立ち寄った中古店で欲しいものが無いと思っていたら、
個人的にかなり懐かしいバンドの名が目に飛び込んできました。
MILLENIUMは次作であるHourglassしか持っていませんでしたが、
当時かなり気に入って聴きまくっていて、良いバンドだと思っていました。
で、この2ndが物凄い勢いで安売りしていたので衝動買いしました...
いきなりですが、この手の作品を聴くのがかなり久しぶりということもあり、
何かやけに懐かしい気持ちに(笑)
3rdしか聴いていなかったので、MILLENIUMと言えばJorn Lande(Vo)!!
というイメージが勝手に定着していたんですが、この2ndでヴォーカルを
とっているJ. Todd Plantはまた彼とは違った声質で、Jornが少しかすれた、
中音域での(低音も高音も上手く芸達者ですが...)パワフルな歌唱であったのに対し、
Todd Plantは非常に伸びやか(ハイトーンとはまたちょっと違う)でクリアな声質です。
そしてそのヴォーカルの所為なのか、楽曲の醸し出す雰囲気もかなり違いますね。
3rdはハードポップな感覚が強かったのですが、これは上で皆さんも書かれている通り、
まさに哀愁・叙情のメロディアスハードです。Todd Plantの切々たる歌唱がまた良く、
Ralph Santollaの弾く情感豊かなギターワークと相まって凄く心に沁みます...
とまあ全体的に愁いが漂っているんですが、音質が骨太で、それに負けじと力強さも感じさせる
ところが素晴らしい!!メロディ派やこの手が好きな人なら間違いなく悶絶できる極上品だと思います。
個人的には3rdよりもツボにきたのでより気に入りました。
最近、ブラックばかり聴いていて、とあるバンドの書き込みのところで、
「普遍的なメタルのカッコよさやメロディがどうでもよくなる...」
みたいな感じで書いていたんですが、余りにも暴言でしたね...
「自分は分かってるんだ」みたいなことを恥ずかしながら思っていたようです。
カッコいいものはカッコいいし、良い作品は良い作品だと素直に受け入れることができた、
あの頃の初心を、再びこのアルバムが教えてくれた気がします...
あと、毎度のことながらこれもジャケットが雄大な感じで好きです。まさにAngelfire!!

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