この曲を聴け! 

今日買った音源をみんなに報告してくれ
ムッチー (2014-05-03 03:42:15)
いえ、自分も日本盤を購入したのですが、やはり、自分の言葉で訳して解釈したいですから。
日本語訳は一度だけ読みましたが、その後は全く見ずに、
分からない単語も全て辞書で引いて調べて、自分なりのストーリーを頭の中で描いています。
そもそも日本語訳の一人称が「僕」の時点でどうなのか、と。
訳者は、これが、記憶を失った10代の少女が橋の近くで見つかったという実際の事件をコンセプトに
作られたアルバムだということを理解した上で訳を書いたとは、到底思えません。
もちろん、前述したように、これという一つの正解はないのでしょうが、
だからこそ、自分でその意味を考えるのが楽しいんだと思います。

個人的には、「I」・「You」・「He」などの人称代名詞が誰を指しているのかということ、
そして、"Brave"の曲中で聴こえる赤ちゃんの泣き声がキーだと思いますね。
自分としては、これは全体で一つの物語を表わしていると捉えています。
「一人の少女が、世の中の不条理に絶望し、そして父親からは歪んだ愛情をぶつけられ、
家を飛び出し、ドラッグにおぼれて、それでも彼女を探しに来た父親に連れ戻され、
心は空っぽのまま、もう逃げ出そうと思うこともできず…。
そして、子どもを宿した彼女は、生まれ変わろうと橋から身を投げる…。
結果、幸運にも助かり、生まれてきた子どもが新たな希望となり、
まるで全ての世界が新しく生まれ変わったように思える…。」
聴く度に解釈は変わりましたが、現在、自分はこういうストーリーだと捉えています。
最後の"Made Again"は、聴く度に感動して胸が震えますね。
不信に満ちた暗い展開が続いて、それで最後が希望に溢れた終わりなんですもん。
そりゃあやられますわ(笑)。この曲が最後だからこそ、このアルバムは最高なのだと思います。
だから、1曲1曲単独で聴くのは、この作品を聴く上で適切だとはとてもではないが思えないし、
申し訳なさすら感じるので、『THIS STRANGE ENGINE』のボートラとして、
"Made Again"のアコースティックヴァージョンがあるのは、ちょっと引っ掛かったりも(笑)。

それにしても、この作品は、一つのストーリーとして、映像なんて無くとも、
これだけ没入できる世界観を、見事に描き切っているのが本当に素晴らしい。
何度聴いても、最初から最後まで、一瞬たりとも気を抜くことなく、入り込んでしまいます。
そして、聴き終わると、まるで良い映画などを観た後のように、
じーんと余韻に浸りながら、何分間もこの音物語の内容を頭の中で反芻してしまいますね。
…と、またしても長々とすみません。語り始めると止まらなくなってしまいました(笑)。

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