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The Human Negligence is Repugnant / Distraught
火薬バカ一代 ★★ (2014-05-28 22:58:42)
'12年発表の5thアルバム。
重心位置を低めに設定して、図太いリフ&リズムが、疾走感よりも破壊力重視でブッ込んでくる、モダンな感覚と重量感溢れるスラッシュ・メタル・・・という、前作『UNNATURL DISPLAY OF ART』の路線はそのままに、例えば本編最速のスピード・ナンバー⑤が象徴するように、今回は全体的に「忙しのない疾走感」が3割増し。風通しが良くなった分、湿度と粘度の軽減された音作りの効果が相俟って、これまで以上にオールドスクールなテイストが増強された仕上がりです。
ますます煽情的なメロディを奏でるようになったツインGも、OPナンバー①から早くもその存在感と威力を全開。パワー・メタリックな⑥、そして前作収録の名曲(HIBRIAのディエゴ・カスパルが提供した)“HELLUCINATIONS”を彷彿とさせる③は、その劇的且つ勇壮さから本作のハイライトと評すべき逸品。
残念ながら国内盤は出そうにありませんが、取っ付き易さでは前作を大きく上回り、DISLOUGHT入門盤に打ってつけの1枚ではないでしょうか。(っても、3rd以前の作品は勉強不足で聴いたことがないのですが・・・)

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