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The Headless Horseman / PEGAZUS
失恋船長 ★★★ (2014-06-06 13:29:32)
2002年リリースの4th、前作同様メロディックなパワーメタル路線を貫く入魂の一枚、メタリックなリフワークにキャッチーなコーラス、うねりを上げるハードなグルーブは往年の王道をど真ん中で踏襲しており自らが進むべくサウンドを磨きあげてきのは見事、ここぞという場面で放り込んでくる臭い泣きもメロディも健在で嬉しい気持ちにさせられます。オーストラリア産ながらも欧州に通ずる哀愁や叙情的なフレーズをベタベタにならぬように組みこむのも彼らの強みか、とはいえこの手のバンドが抜け出せないB級感にややもすると展開も読め幾度聴くことなく飽きも早いのですが、個人的にはなくてはならない一枚でもあるわけです。化学調味料満載だし身体にも悪いのかなぁと思いつつも足を運んでしまう牛丼屋のように、喰えば美味いし、ともすれば三連チャンは軽く行ってしまう来やすさと親しみやすさがあるのだ。良く見るとメニューも豊富だし、サイドメニューに手を出し組み合わせを変えると尽きる事のない楽しみが見えてくるから不思議です。かつては当たり前のように存在した不変の剛直メタルをお探しの方にはおススメの一枚です。マニアならニヤニヤさせられる展開に焦がれますよ

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