この曲を聴け! 

Joan Crawford / Fire of Unknown Origin / BLUE OYSTER CULT
人間そっくり ★★★ (2014-07-22 04:25:46)
さていよいよB面のハイライトナンバー。
アルバートブーチャード&フレンズの曲で、共作者の片割れJack Riggはアルバム「イマジノス」に参加しているギタリストの一人として御存じの名前かも知れない。
アランレイニアのクラシカルなピアノソロに続いて劇的に始まるこの名曲の美味しさは、「聴けば判る」ものなので説明不要。
ここでは若い世代には馴染みの無いであろうタイトルについて。

ジョーンクロフォードとは米国の実在の映画女優。作中では清純なイメージで人気があった。
1945年にはアカデミー賞まで獲得したが、幾度もの離婚や養子・養女達とのあまりな不仲などスキャンダラスな話題でも知られるように。
1977年にひっそりと死去したその翌年に、養女クリスティーナ(そう、本曲の中間部で恐ろしげに名前を呼ばれるのがこのヒト)がジョーンからの長年に渡る虐待の数々を含む暴露本を出版。
大きな話題となり、後年映画化までされた。

で、「ジョーンクロフォードが墓から舞い戻った」って歌っちゃうんですね、BOC は。
そんで怯えたクリスティーナに「No,No,No…」って叫ばせるんです。
凄いでしょ?、素敵ですね。(←褒めてます)
おまけにアルバム発表後の81年のツアーパスはジョーンクロフォードの顔写真だったという…。
真贋は判りませんが、以後「悪い子は墓場からジョーンが迎えに来るぞ」なんて都市伝説が生まれたなんて聞いたことがあります。

興奮して後半、文体が変わっちゃいましたね。
あ、Voはエリックです。「E.T.L.」収録のアップテンポなライブバージョンがこれまたオススメです。
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