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The Revölution by Night / BLUE OYSTER CULT
人間そっくり ★★★ (2014-07-23 20:16:44)
アルバート脱退からの再起を賭け、更なるヒットを目論んだ83年の正に意欲作。
誰の意図かは不明ながら、当時ラヴァーボーイくらいしか目立った仕事の無かったブルースフェアバーンをプロデュースに迎えたのは慧眼といえる。
フェアバーンが広く知られるのはこの後の話だが、持論として名プロデューサーはドラムの音作りに長けておりかつ個性的と思っており彼もまたその一人である。(他にバーチ・マットラングにトムアロム、ロンネヴィソン等キリがないが。)
ドラムといえばシンセドラムの多用が目立つがこれは時代によるもので、アメリカで売れたいと願うバンドの83~84年作にはよくみられた音であった記憶がある。(新メンバーとなったHEART。元メイデン組のLIONHEART・STRATUS。カナダのSAGA。RUSHは…もう売れてたか。)
グレッグスコットのジャケットも良く、曲もいいとなれば売れる要素は満載だったのだがなぁ。
ミュージックライフ誌のレビューもそこそこだったし…。
確かに残念なのは、レコーディングの際に個人でまとめちゃいました的なシンプルさが目立つ点があげられるようだ。
ともあれ前作よりオススメの名盤と思っているし、聴きなおす頻度も高い一枚。
→同意