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Fire of Unknown Origin / BLUE OYSTER CULT
クーカイ ★★ (2001-06-27 23:25:00)
実はこのアルバムは輸入盤のCDの他、日本盤のアナログも持っている。
何故か。ジャケットが秀逸だからだ。怖い。
己が額に魔術的記号を刻印した、13人の魔女。BOCのオカルト趣味もここに極まれリというところだろう。
内容はというと、どちらかと言えばキーボードを前面に押し出したポップなHRだ。が、しかしこのキーボードが曲者で、全く甘ったるさを感じさせず、逆に冷たいものを背すじに感じさせる鬼気迫るものがある。冷めた狂気。深淵。虚空。
お薦めは②で、3年位前のFEN(現在はAFNっていいましたっけ?)では良くかかっていた。'81年発表なのだがいまだにその人気は高いのだ。
せっかく帯付き解説付きのアナログがあるのだから、少しそれにも触れよう。解説は伊藤政則さん。作品の背景にあるオカルトについてまで語った力の入った解説。
帯も凄いぞ。「吹き荒れるヘヴィ・メタル・サウンドは、巨大なモンスターを起こしてしまった。大都会。ニューヨークのコンクリート・ジャングルから熱いサウンドメッセージはBOC。ヘヴィ・メタルの元祖ブルー・オイスター・カルト。本物のド・ハード・ロック、さすがに強力無比。」熱い。全部引用してしまった。
だが、帯で3曲目の「VETERAN OF THE PSYCHIC WARS」を「恐怖の薬物戦争」と間違えたのは誰だ?正しくは「恐怖の精神戦争」。やばいだろ、"薬物"。

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