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Light of Dawn / UNISONIC
帰ってきたクーカイ ★★ (2014-08-03 17:07:59)
 良く出来ています。
 だが、正直な心情を申しますと、期待が大きすぎたのでしょう。あまりに予定調和的な部分が強すぎて、少しばかり物足りません。
 いや、とても良いアルバムですよ。マイケル・キスクが本当に気持ちよく歌っているし、カイとマンディのギターも前作以上にこなれてきており、聴き応えは確実にアップしています。前作を82点とすると、本作は87点をつけて良いでしょう。
 では、何が足らないのか、というと、デニス・ワードがマイケル・キスクを研究するにあたり、方向性をちょっと間違えたかな、と。
 率直に言うと、本作のキーワードは“安心”と“皆の望み”の二点です。要するに、「みんなが、マイケル・キスクの歌に望んでいるものって、こういうのでしょ?」というのが、デニスが作った今回のアルバムだと、私は感じました。で、私はというと、そういう安定感よりは、半歩進めて後頭部をガツッと殴られるような衝撃が欲しかったかなぁ、と。贅沢ですね。それはわかっているんですが。
 「マイケル・キスクは、ここまで歌っちまうぜ!凄いだろ?!」という、ちょいキレ気味な部分が垣間見たかったかな。
 まぁ今回は、マイケルが気持ち良さげにしてるから、それだけで良しとしましょう。

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