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Go for the Throat / S.A. SLAYER
火薬バカ一代 ★★ (2014-08-16 22:59:29)
サン・アントニオのSLAYER、人呼んでS.A. SLAYERの1stフル・アルバム('84年)。
このバンド名で、しかもアメリカ南部の魔境(偏見)テキサス州出身とあっては、さぞかし恐ろしい『悪魔のいけにえ』チックなメタルを聴かせてくれそうなもんですが、実際のところ、本編を再生すると流れ出すのは「一発キメた“EXCITER”」といった趣きのOPナンバー①。作品全体としても、あの頃のJUDAS PRIESTをお手本にしていることは明白な正統派HMサウンドを志向しています。
尤も、当時勃興著しかったスピード/スラッシュ・メタルの切れ味の加味された作風は相当にアグレッシブですし、高低差の激しいメロディを追いかけるVoや、RIOTのメンバーでもあったドン・ヴァン・スタヴァン(B)、後にバカテク・バンドWATCHTOWERに加入するロン・ジャーゾンベク(G)、SACRED RICH、MACHINE HEAD等での活躍で知られるデイヴ・マクレイン(Ds)ら、腕利きメンバーによって淀みなく繰り広げられるダイナミックな曲展開は、バンド名に相応しい(?)オドロオドロしげな雰囲気も醸成。
特に前述の①や、ツインGが印象的な②、大仰に歌いまくるハイトーンVo(やや線が細いのが惜しい)を活かした劇的な⑤⑧といった楽曲のカッコ良さは、音質の貧弱さを差し引いても余りあるモノ有り。
先頃、漸くリマスター再発がかかりましたので、この機会に是非ご一聴をば。

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