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Under Suspicion / Under Suspicion
火薬バカ一代 ★★★ (2014-09-05 00:10:15)
こちらのサイトでジミ・ジェイミソンの訃報を知り、ふと思い立って引っ張り出して聴き直しているのが、ジェフ・アダムス(Vo、B)、ピーター・ロバーツ(G)、クレイ・シュローデル(Ds、Key)の3人によって結成されたUNDER SUSPICIONが、'01年に残した唯一作。
ジミとの活動歴がある人達の集まりだけに、その音楽性はSURVIVORと趣きを同じゅうする、スケールの大きなメロディアスHR路線。華美な装飾は必要最低限度に留め、安定した演奏力や類まれなる楽曲構築術といった、素材そのものの良さをストレートに活かしたサウンドは、SURVIVORよりも幾らか精悍な印象あり。
フック満載の収録楽曲はいずれも高いヒット・ポテンシャルを感じさせてくれますが、中でも芯の通った力強さでアルバムの幕開けを宣言する①、Voの包容力溢れる歌唱力が、劇的な曲展開を一層盛り上げるバラード⑤、爽やか且つ伸びやかなメロハー⑦、歪みを抑えたクリーントーンで泣きのフレーズを一音一音丁寧に奏でるGが涙腺を襲撃する④⑨等は、まさしくこのバンドの魅力の結晶と言うべき名曲。
これほどの作品を発表したグループが、大した評価も得られないまま、アルバム1枚残して消滅してしまったのは痛恨の極み。デビューした時期が悪過ぎましたね・・・。
そして、こうした腕っこきのミュージシャン達に支えられていたのだから、ジミのソロ作品が素晴らしい内容ばかりだったのも分かるなぁ、と。R.I.P.
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