この曲を聴け！
A Winter's Tale / Made in Heaven / QUEEN
Shirabetty ★★★ (2014-11-04 03:41:41)
上記の名無しさんのﾚﾋﾞｭｰがあまりに素晴らしので、思わず追いかけて書きたくなります。
この曲はFreddieの人生の最後でなければ書けなかったでしょう。特筆すべきは歌詞を先に書いたという点です。
晩年のFreddieは遊び回る体力など無く、恐らく人生で初めてゆっくり落ち着いた時間を過ごしたのではと思います。
退屈が大嫌いだったというFreddieはいつも特急電車に乗っていた。目の前にある当たり前の風景よりも常に刺激的なものに心惹かれて突進し、小さな幸せを沢山見落としていたのかも知れません。
そんなFreddieが晩年になってやっと気がついたんだと思います。いつも見ていたはずのレマン湖の光景は、元気な時とは違って見えたはずです。
それは、Freddieの体が衰弱していく事の代償として得ることができた透明で清らかな魂と感性故だと感じます。
宝物はFreddieの心の中にありました。
そして晩年のFreddieの声は本当に美しいと思います。明らかに中期の野太い声とは違います。何というか、華奢な美しさです。
体力が無い事や呼吸が苦しい事で余計な思惑が歌から外され、逆にFreddieの本来の声の美しさが引き出されている様に思います。全く意図的では無い偶然の賜物でしょう。
この曲の歌詞とFreddieの声はまさに一心同体で、全てFreddieの中から自然に沸き上がって来た名曲だと思います。ギターも素晴らしいです。
未だFreddieの死を諦めきれない私です。Innuendoまで生きていたFreddieが、本当に天国から降りてきたとしか思えませんでした。
素晴らし演出を、サポートをしてくれた他のメンバーに感謝します。
Freddie 最高に美しいプレゼントをありがとう！
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