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Kilroy Was Here / STYX
やまねこ ★★ (2002-08-17 21:12:00)
83年作。前作PARADISE THEATER同様のコンセプト・アルバムであるが、
発想自体は物凄くアメリカ的で、稚拙な気がする。
そんな意味で本作は、当時の時代性が表れた作品とも言えよう。
肝心の音の方は、このバンドらしいメロディアスな曲群で構成されていて、
耳に残りやすい印象を受ける。HR度は、前作や前々作同様にやや低い。
音に関しては、好き嫌いはあるかもしれないが、
個人的にはSTYXのアルバムでも好きなアルバムのひとつです。
De Young作のMr.Robot、Don't Let It Endは、本作から生まれたヒット曲で、
ともにキャッチーでHRよりもポップス曲と言えるメロディアス曲。
Tommy Showの琴がちらっと聴ける劇的バラードJust Get Through This Night、
きらびやかなハモりバラードHaven't We Been Here Beforeも秀作と思う。
また、J.Youngのアメリカ的メタル曲(Heavy Metal Poisoning、Double Life)
はアルバムの中でいいアクセントになっている。
本作は、STYXらしいカラフルな味わいが楽しめるアルバムかと思います。

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