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Circus of Death / QUICK CHANGE
失恋船長 ★★ (2014-11-17 14:17:11)
ロードランナーから1988年にリリースされたイリノイ州出身の5人組による1st。元気溌剌なザクザクと刻まれるリフワークと重みを残した力強いリズムプレイが耳を惹くスラッシュメタルサウンドは男臭いパワーが漲り、速さやシャープさとは違う面を際立させ、スラッシュ以前のハードさとスラッシーな面を上手く絡ませ自らのカラーと雰囲気で勝負しています。ランニングタイムも12曲入りで40分を切り、4分を超える楽曲は1曲のみと、無駄のない構成はスッキリとしています。シャープさがない分、キレで勝負しているわりにはドラムのもたつき感と言うか、ベッタリとしたノリにやや難を感じますが、総じて下手なバンドではないので趣向の問題でしょう。また同時期にスラッシュサウンドは乱立していましたから、今一つ目立たない音であるのも気になるところ、さらには歌い手もパワー不足な面もあり、全体的に薄味で印象が残らないの気になったりと、どこが聴けやねんと言われたら困るのですが、逆にそこが聴けな部分なんです。細かい点や詰めの甘さもなんのその、この男臭い重量感のあるコンパクトな楽曲は全体を聴いて一つとして楽しませる作品だと思っています。ただ走るだけではないスローパートも導入しながら「やったねパパ、明日はサヨナラホームランだよ」的な元気の良さが魅力です。

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