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ARCHE / DIR EN GREY
テリンバン ★★★ (2014-12-14 19:40:11)
構築路線だった前2作とは打って変わって、キャッチネスとバラエティに富んだロックアルバム。
海外進出した当時、アメリカを意識し過ぎて本来の持ち味が活かせていなかった「THE MARROW OF A BONE」とは違い、「Withering to Death」からの正統進化系・「UROBOROS」とは違ったDIRの音楽性の一つの到達点との印象を受けました。
しかしながら仮に「当時のDIRにこのアルバムが出せるか?」と聞かれたら確実にNOと言えます。
作曲レベルが激的に上がったのは「UROBOROS」と「DUM SPIRO SPERO」からで、前2作での経験のフィードバックが無ければ、バンドサウンドをここまで前面に出すことも無く、特にギターメロの充実は確実に無かったと思います。
また今作はダークウェーブ・ロックである「Phenomenon」美しい情緒性を感じるポストバラードである「空谷の跫音」と言ったバンドのメインコンポーザーである薫のルーツや近年影響を受けたであろう音楽性を取り入れてるのが最近の自分の趣向とも合い◎。
そしてこれからのDIRのアンセムになるであろう「Revelation of mankind」は個人的に別方向に行ったと思っている凱歌・激闇とは違い、ピンクキラー・朔系統が正統進化した超絶キラーで実に素晴らしい。
今作は何処と無く懐かしき90年代V系臭さもあり、それこそぶっ飛ぶような名盤という訳ではありませんが、いいアルバムだなと言える良盤中の良盤との評価をしたいです。
→同意