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Cantbreakme / EDWIN DARE
火薬バカ一代 ★★ (2015-01-25 22:25:31)
しれっと実家のCD棚に並んでたんだけど、果たしていつ購入したのか全く記憶が定かでない(そんなんばっか)、アメリカはオハイオ州出身の4人組が'96年に発表した2ndアルバム。
ソロ作も発表しているハイテク・ギタリスト、ジェフ・コールマンを頭に、ジェフ・テイト型ハイトーンを響かせるVoから、躍動感溢れるBラインを閃かせるケヴィン・チャウン(後にARTENSIONに参加)ら、メンバー全員がテクニシャン揃いな上にルックスもイケてる。しかも演ってる音楽が、当時アメリカでは死に体だったテクニカルな正統派HM・・・とくれば、スター性は十分(少なくとも日本では)。BURRN!!誌じゃ早くからカラーページにインタビューが載ったりもしたのですが、にも関わらず大きな成功を収めることが出来なかったのは、やっぱり楽曲(メロディ)のフックの弱さが原因だったかなぁ?と。
それでも、火の吹くような速弾きを炸裂させ、返す刀でムーディなフレーズも奏でてみせるジェフの流麗なGプレイは耳のご馳走ですし、各メンバーの達者なパフォームが角張った緊迫感を醸成する①③⑤⑨辺りは「ヴィタリ・クープリのいないARTENSION」みたいな味わいも有り。ラテン・フレーバーが隠し味のバラード④や、ファンキーなリズムと哀愁のメロディがギリギリのバランスで綱渡りしてるような⑧とかは、結構好きで繰り返し聴いてしまう佳曲なのですが・・・。
ARTENSIONとかCRIMSON GLORYとかがイケる方にトライして頂きたい1枚かな?
→同意