この曲を聴け! 

QUEEN
Shirabetty ★★★ (2015-01-29 18:18:15)
先程言及した化粧の話ですが、Queenの場合、素顔に口紅をササッとひくのがコーラスの部分だと思います。

Queenがシンセを使ってなかった理由には、アシュリーさんの言う様にBrianのギターの多様性があると思いますが、コーラスが無かったからやはりシンセは必要だったか知れません。

作曲する立場からですが、曲の音の厚みを出すためにバックにシンセのストリングスの和音を入れて立体的にする事が多いんですね。

Queenはその和音をコーラスで入れてしまうのです!しかもそれがシンセなどで入れるよりも遥かに効果的だと言うことが処女作ですでに分かっていて、しかもやってのけた訳です。

シンセに頼らざるを得ないバンドを尻目に、アルバムにはシンセを使っていないと明記して来た訳です。

中盤からはシンセを使い始めますが、第一の狙いはコーラスを減らして軽くしよう、という事だった気がします。

試しに Play The Game のシンセ部分、ヒューヒューさせてる部分の代わりにコーラスが入っていると想像してみて下さい。

初期のオペラ風、プログレ風の凝りに凝った曲風になると思いませんか?

つまり、素の曲の部分はそれほど変化していないのです。

変化して来たのは化粧の仕方や化粧道具の部分である事が実は多くて、当然の事ながら化粧や化粧道具は経験を経てグレートアップして行くので、アレンジや音質で勝負できる様になって行くのです。
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